不動産投資に向いている人の特徴とは?自分に合っているのかをチェック
- 不動産投資に興味があるけれど自分にできるのか
- どのような人が不動産投資に向いているのか知りたい
- 高収入でないと不動産投資はできないのか
不動産投資に興味があっても、なかなか一歩が踏み出せない人は多いです。
難しいと思われてしまいがちの不動産投資ですが、資金が用意できれば誰でも始められます。
簡単に始められる投資方法ではありますが、自分が不動産投資に向いているのか気になるでしょう。
不動産投資には向いている人の特徴、向いていない人の特徴があります。
この記事でわかること
- 不動産投資に向いている人の特徴
- 自分が不動産投資に向いているのか
- 不動産投資に向いていない人のタイプ
目次
不動産投資に向いている人の特徴
不動産投資とはマンションやアパートなどを購入し、物件を第三者へ賃貸して家賃収入を得る方法です。
賃貸経営のみならず、売却によっても利益を得られます。
不動産投資家は「資産運用タイプ」「リスクヘッジタイプ」「節税タイプ」に分類されます。
運用方法は賃貸経営によって継続的な家賃収入を得る、不動産を売却して売却益を得る方法の2種類です。
どのような方法が自分に合っているのかを見極めると、不動産投資が成功しやすくなるでしょう。
ここでは、不動産投資に向いている人の特徴などについて説明します。
安定した収入がある
不動産投資は、マンションやアパートなどを購入するとき、金融機関から融資を受けるのが一般的です。
融資を受けるためには、金融機関による審査を通過しなければなりません。
審査では返済能力などについて厳しくチェックされ、年収や収入の安定性が必要になります。
また、不動産投資は不動産を購入してから運用がスタートします。
購入するための資金力や、融資を受けるための社会的信用は欠かせません。
収入が高くても社会的信用が低ければ融資は受けられないため、不動産投資ができない可能性もあります。
反対に一般企業に勤める会社員でも、勤続年数や収入の安定性が認められれば融資が受けられます。
不動産投資を始める人は、医師や弁護士、会社経営者など高収入な職業の人が多いです。
しかし、社会的信用が高い公務員や会社員でも、銀行の融資が受けられれば不動産投資を始められます。
収入が不安定だと思われがちな、個人事業主やフリーランスでも、返済能力がある点をきちんと伝えれば、審査が通る可能性があります。
自己アピールを上手にすれば、融資も受けやすくなるでしょう。
行動力と決断力がある
不動産投資をおこなうときには、物件を購入して賃貸物件のオーナーになります。
不動産物件は同じものは2つとありません。
収益が見込める条件の良い物件は、多くの不動産投資家が狙っています。
物件の情報を得られても、悩んでいる間にほかの投資家に購入されてしまうケースは多いです。
良い物件が出てきたときに、即決できる決断力が求められます。
また、運用していくうちにトラブルが起こる可能性もあります。
入居者の審査や施設管理、クレームへの対応、空室対策などさまざまな問題が発生するでしょう。
トラブルが起こったとき、不動産会社などからアドバイスを受けられますが、最終的にはオーナーが決断し行動しなければなりません。
賃貸物件のオーナーになるにあたって、入居者のターゲットの設定、物件・金融機関・管理会社の選定やリフォーム内容の判断が必要です。
几帳面な性格
不動産投資は、不動産の購入に始まり、入居者の募集、入退去の手続きや物件の管理、家賃の回収、修繕やメンテナンスの手配など業務内容は多岐にわたります。
物件の管理業務だけではなく、帳簿の作成も欠かせません。
家賃収入や経費などを計算して確定申告をおこない、納税をしなくてはならないため、帳簿をきちんとつけておかないとトラブルの原因になってしまいます。
適当に帳簿を付けていると、納税額を間違えてしまうだけではなく、運営が上手にできずに利益を生み出せなくなってしまいます。
細かい業務が多いため、ひとつひとつ丁寧におこなえる几帳面な性格は適任です。
自分で管理業務をするのが不安に感じる人は、管理会社に委託する方法もあります。
細かい作業が苦手な人は、管理会社に委託する方法も検討してみましょう。
長期的な思考がある
不動産投資はほかの投資方法よりも長期戦になる傾向があります。
物件を購入しても急激に価値が高騰するケースはほとんどなく、基本的には毎月コツコツと利益を得るものです。
そのため、毎月の家賃収入からローンの返済や物件の維持費、納税をおこなわなくてはなりません。
売却をするときには、市場の状況を慎重に観察し、いつ売却するべきなのかの判断も必要です。
融資を受けると返済計画が10年を越えるものも多く、長期的な計画が必要です。
目先の利益にしか興味が持てない人や、長期的に物事を考えられない人は、不動産投資には向いていません。
購入後、10年以上同じ物件のオーナーとして所有していられるかが重要です。
学習の継続
株式の投資においては、短期的な株価上昇を狙う方法があります。
一方、不動産投資は購入後に価値が急激に高騰するものではなく、基本的には長期投資になります。
毎月の家賃収入の中からローンの返済のほか維持費や税金を支払い、不動産市況などのタイミングを見極めて売却するのが不動産投資の流れです。
事業計画は10〜20年の長期的なものになり、返済スケジュールも長い期間に及ぶでしょう。
したがって、不動産投資をおこなうと、長期にわたって賃貸物件のオーナーを務めなければなりません。
投資に関する学習も大切になりますが、経営の安定に向けて、建物の維持管理に関しても経験を積んで知識を深めるよう求められます。
家賃の相場や税金、保険、メンテナンス、修繕など物件の維持管理に関する様々な基礎知識を身に付けるうえでは、人脈のほか情報収集能力なども必要になります。
豊富な経験や知識は適切な判断に役立ち、迅速な行動によって入居者からの信頼を獲得できるでしょう。
また、人脈を広げておくと緊急性のあるトラブルが発生したときにサポートしてもらえる可能性があり、情報の入手によって早めの対策が可能になります。
真摯な姿勢で長期的に学習できるタイプは、不動産投資家に適しているでしょう。
不動産投資に不向きな人の特徴
不動産投資に適している人がいる一方で、不向きな人もいます。
ここでは、不動産投資に不向きな人の特徴を説明するので、不動産投資を始めるか迷ったときに自分がどのタイプなのかチェックしてみてください。
性格によっては投資自体が向いていない人もいます。
リスクを負いたくない
不動産投資のみならず、投資にはリスクが付きものです。
物件購入時のローンや、家賃収入が得られないリスクは高確率で発生します。
不動産を所有したからといって、必ず利益が出るわけではありません。
良い物件であっても、空室が多ければ家賃収入は減ってしまい、金利が上昇すればローンの返済額が増えてしまいます。
また、災害のリスクも忘れてはいけません。
日本は地震や台風など、自然災害の多い国のため、災害による被害を受ける可能性は十分にあります。
万が一に備えて、しっかりと対策をとっておかないと、大きな損害を被ってしまう可能性もあります。
不動産を所有するだけでリスクがあるため、リスクを負いたくない人は不動産投資に向かないでしょう。
他人の意見に影響を受けやすい
不動産投資初心者の場合、金融機関や同じように不動産投資をしている人の意見を聞く機会が多くあります。
物件の維持管理方法や運用方法など、いろいろな人からのアドバイスを受けるのは、ノウハウを知るうえでとても大切です。
しかし、他人の意見に影響を受けすぎるのは問題があります。
他人に勧められた物件や融資プランに影響を受け、そのまま実行してしまうと、トラブルが起こったときに対応できません。
物件に関するトラブルは、すべて自己責任です。
有力な情報を聞いたときに、その情報が正しいのか自分で判断する必要があります。
自分で考えるのが苦手な人や、周りの意見に影響を受けやすい人は、不動産投資には向いていません。
決断力の欠如
不動産投資は、物件が出たときにすぐに判断する決断力が求められます。
判断するべきタイミングで決断ができないと、せっかくの物件を逃してしまうでしょう。
慎重に判断しなくてはいけませんが、決断力がないと不動産の購入はできません。
決断力が必要となる場面は、物件購入時だけではなく、運用している間にもたくさんあります。
入居者とのトラブルや空室対策など、スピード感が求められるシーンがほとんどです。
「今は大丈夫」「まだ大丈夫」など、決断を先延ばしにしてしまう性格の人は、不動産投資には向かないでしょう。
信用情報に傷がある
不動産投資をする際に、ほとんどの人が金融機関から融資を受けます。
過去に住宅ローンやカードローン、マイカーローンなどで長期延滞をしてした経歴があると、信用情報に傷がついてしまいローンの審査に通りにくくなるといわれています。
信用情報に傷が付くのは長期延滞だけではなく、債務整理をした場合も同様です。
一般的に、原因が解消してから5年から10年を経過しないと、審査条件が緩和されません。
信用情報については、信用情報機関に依頼をすれば有料で調べられます。
審査が通らなかったからといっても、金融機関の窓口などでは教えてもらえません。
不動産投資をしようと思っていても、ローンの審査に通らないと物件購入が難しくなってしまうでしょう。
自分が向いているのかをチェック
向いている人と不向きな人の特徴をまとめましたが、自分が向いているかどうかを判断しなくては不動産投資が始められません。
自分が向いているタイプなのかをあらためてチェックしてみましょう。
性格面では、長期的な視点で物事を考える人や勉強をするのが苦にならない人に向いています。
真面目で几帳面、行動力がある人も不動産投資を始めやすいといえるでしょう。
また属性面では、預貯金などの資産がある、社会的信用があり金融機関から融資が受けられる人はすぐに不動産投資を始められます。
自分がどのようなタイプなのか、今一度チェックポイントを当てはめてみましょう。
向いている人はより不動産投資に挑戦しやすくなり、不向きな人でも自分の向いていない面を把握すれば、対処がしやすくなります。
不動産投資に向いている職業
不動産投資をするときには、安定した収入と社会的信用度の高さが求められます。
安定した収入と社会的信用度の高さがあれば、物件を購入するときのローン審査が通過しやすいからです。
一般的に金融機関のローン審査が通りやすいのは、安定した収入が見込める公務員、弁護士や税理士などの士業、医師や上場企業の会社員などといわれています。
もちろん、上記以外の職業でも自己資金や年収、勤続年数などによって審査されるため通過する可能性は十分にあります。
反対に、上記の職業であっても、自己資金が全くない状態であったり、勤続年数が短いなどの理由で融資が受けられないケースも珍しくありません。
金融機関ではローンの返済能力を確認しているため、返済能力がしっかりある点をアピールするのが大切です。
まとめ
不動産投資は、物件を購入できる資金力があれば、誰でも始められる投資方法です。
始めやすい反面、向いている人と向いていない人がいます。
安定した収入がある・行動力と決断力がある・几帳面な性格・長期的な思考がある人は、不動産投資に向いているといえるでしょう。
反対に、リスクを負いたくない・他人の意見に影響を受けやすい・決断力の欠如がある人は、不動産投資には向いていません。
不動産物件は同じものが2つとないため、情報が出たときにどれだけ早く正確に判断できるかが重要です。
不動産投資を始めようと思っている人は、自分の適正に合っているのかしっかり判断してからスタートしましょう。
また、既に成功している方々の経験やノウハウを惜しみなく情報共有しているコミュニティー、体系的かつ網羅的な実践ノウハウを学べる塾などで知識習得をお勧めします。
参考サイト
不動産投資に向いている人と向かない人の特徴?性格や属性を徹底解説 | レイビー
不動産投資に向いている人と向いていない人の特徴は? 最適な職業や投資の目的も解説 |
不動産投資に向いている人の特徴!必要な属性や性格を解説 | Redia