不動産投資をおこなう人の目的は?魅力や成功するためのポイントも解説

最終更新日:2024年7月11日
  • 不動産投資をおこなう人は何が目的なの?
  • 不動産投資は転売益で稼ぐのが目的ではないの?
  • 老後が不安だから不動産投資をしたいけれどどうすればいいの?

こういった悩みはありませんか。

不動産投資をおこなう方の目的は、副収入を得たり、サラリーマンをセミリタイアしたり、さまざまです。

ただし、目的によって不動産投資の戦略が異なるため、事前に知っておかなければいけません。

今回は、不動産投資をおこなう方の目的や選ぶべき物件のタイプ、他の投資よりも不動産投資がおすすめである理由を解説します。

この記事でわかること

  • 不動産投資の目的と選ぶべき物件
  • 他の投資にはない不動産投資の魅力
  • 不動産投資で成功するための基本的なポイント

不動産投資をおこなう人の目的は?

まずは、自分が不動産投資をおこなう理由を考えてみましょう。

目的によって狙うべき物件が異なり、目的もなく適当に物件を購入しても成功しません。

ここでは、不動産投資をおこなう方の目的と、目的に応じた狙い目の物件を解説します。

老後年金問題への対策

高齢になると、若い頃のように働けなくなるため、収入が減ります。

貯蓄がなければ生活費を公的年金だけで賄えず、外食を減らしたり旅行を控えたりして、生活の質を落とさなくてはいけません。

そういった老後の不安から、老後の収入源を用意するために不動産投資をおこなう方が増えています。

老後年金問題への対策の場合、老後安定した不動産収入を得るため、安定して入居が望めるうえに家賃相場が動きにくいエリアの物件がおすすめです。

ただし、そういった物件は投資家の間で競争が激しく、物件数が少ない点に注意しなくてはいけません。

副収入を得たい

不動産投資で家賃が得られると安定した収入になり、その収入を目当てに投資をおこなう方が増えています。

サラリーマンなどが本業とは別に、2つ目の収入源として不動産投資をおこないます。

安定した副収入を得たい場合は、老後に安定した収入が欲しい方と同様に、入居率が安定した物件がおすすめです。

都市部までのアクセスが良ければ需要も安定する傾向があります。

ただし、入居率が安定している物件は、不動産投資家にとっても需要が高いため、競争が激しいのが現実です。

そのため、他の投資家に先んじて情報を手に入れなければいけません。

サラリーマンをリタイアしたい

副収入として不動産投資をするのではなく、サラリーマンを辞めて、本業として収入を得るのが目的の投資家もいます。

サラリーマンを辞めて自由な生活を楽しむのであれば、その生活ができるだけの経済的自由を手にしなければいけません。

経済的自由とは、会社で働かなくても、生活できるだけの収入を得られる状態です。

不動産投資による家賃収入で生活するには、高い利回りで稼がなくてはいけません。

空室率が低い物件や人気の物件は価格が高く、利回りが低い傾向があります。

そのため、事故物件だったり築年数が古かったりする、安い物件が狙い目です。

ただしこういった不人気の物件は空室率が高いため、家賃収入を得られない可能性も考えなくてはいけません。

高い利回りを実現するには、空室が埋まる物件を見極められるある程度の不動産投資の知識や経験が必要です。

物件の転売益で稼ぎたい

家賃収入で稼ぐのではなく、物件の転売益で稼ぐ目的で不動産投資をおこなう方もいます。

転売により得た利益をキャピタルゲインといい、購入価格よりも高い値段で売れれば利益が出ます。

転売益で稼ぐ不動産投資は、景気が回復して不動産取引が活発になっていると利益を得やすいためおすすめです。

不動産取引が活発になると、物件の価値が上がります。

転売益を狙うには、空室率が高いマンションや事故物件を購入するのがおすすめです。

こういった物件は安いですが、空港など事業用地としての需要があれば価格が上がります。

ただし、値上がりする物件を狙うには、不動産投資の経験に加えて、鋭い分析力も必要になります。

他の投資よりも不動産投資がお勧めである6つの理由

不動産投資をおこなう方が数ある投資商品のなかから不動産を選ぶのは、メリットが多くあったり、1つのメリットに魅力を感じたりしたからでしょう。

デメリットがない投資商品はありませんが、不動産投資のリスクは物件選びや情報集めなど、自分自身が関与して対策できます。

ここでは、不動産投資をお勧めする6つの理由を挙げていきます。

 老後の収入源になる

不動産投資は、老後の収入源になります。

近年年金だけでは生活できないとニュース番組で取り上げられているため、老後の収入源を確保しておきたいと考える方も多いのではないでしょうか。

そこで個人年金保険を契約する方がいますが、個人年金保険は受け取り期間が決まっているケースがほとんどです。

不動産投資の家賃収入は、その物件が存在し続ける限りは続くため、オーナーが高齢になり本業を辞めても収入が入り続けます。

安定した収入が続けば、老後の生活資金の不安は解消されるでしょう。

ただし、不動産投資では物件のローンを払い続けなければいけません。

仮にローンの返済が終わっても、維持管理費がかかる点を理解しておいてください。

手間がかからない

株式やFXは、変動する値動きを、1日に何度もチェックしなければいけません。

不動産投資は、株式やFXなどとは違い、手間がかからないメリットがあります。

そのため、サラリーマンを本業としている方でも、本業に影響を出さずに資産運用が可能です。

また、不動産投資では優良物件を狙い、どの物件が良いかを調べて融資先を確保するなどの手間があります。

ただし、購入したあとは、不動産管理会社に管理を任せてしまえば手間がかかりません。

定期的に送られてくるレポートに目を通し、継続して運用するか売却するかを判断をするだけで、経営が回ります。

こうして運用すれば、1か月に1時間程度しか時間がかかりません。

内見対応や賃貸借業務も、管理会社に任せられます。

生命保険として使える

金融機関で契約する不動産投資ローンには、団体信用生命保険があります。

団体信用生命保険とは、ローンを返済しているときに契約者が亡くなったり高度障害になったりした際に、ローン残債がなくなる保険です。

たとえば家族に不動産投資ローンの団体信用生命保険の契約者がいたとして、契約者が亡くなったとします。

その際に、遺族には、ローンを支払い終えた状態の投資用不動産が遺されます。

その不動産で得られる家賃収入を遺族年金の代わりにする、もしくは死亡保険金の代わりに不動産の売却が可能です。

インフレに強い

不動産投資は、インフレ・デフレの影響を受けにくい特徴があります。

株式投資は、不景気や好景気になると価格に影響が出るため、景気に応じた投資戦略をおこなわなければいけません。

不動産投資では、景気が悪くても入居率がいなくなるケースはありません。

そのため、景気が悪くても家賃収入は確保できます。

日本ではインフレが続いていますが、インフレに関係なく収入が得られる商品を持っておけば心強いでしょう。

少ない資金でも大きな利益を得られる

不動産投資は金融機関からの借入金で投資をして、利益が出ればそこからローンを返済できるため、初期の資金が少ない方でも可能です。

少額の資金で大きな利益を得る状態を、レバレッジ効果と言い、レバレッジ効果のおかげで不動産投資は少ない資金でも始められます。

自己資金が2,000万円あるとして、これをレバレッジ効果があるケースとないケースで比較します。

たとえば自己資金2,000万円だけで不動産投資をして、年間の利回り10%で運用した場合、年間の家賃収入は200万円です。

一方2,000万円の自己資金と8,000万円の借入金で、1億の物件を購入したとします。

利回りが年間10%だとすると家賃収入は1年で1,000万円であり、毎年の返済額が350万円でも年間で650万円の利益となります。

自己資金のみと比べて3倍の利益となる、これがレバレッジ効果です。

貯蓄にもなる

不動産投資は安定した収入が得られるだけでなく、貯蓄にもなります。

不動産投資として物件を購入する際、金融機関から借入をおこなうのが一般的です。

借入の返済は元金と利息の2階層となりますが、元金の返済部分は貯蓄部分と考えられます。

たとえば5,000万円の物件を金融機関にローンを組んで購入したとして、元金2,000万円を返済して、残債が3,000万円あるとします。

物件が5,000万円で売れた場合は、残債を払い終えても元金返済部分と同じ2,000万円が手元に残るでしょう。

不動産投資で成功するためのポイントとは?

不動産投資で成功するには、さまざまなポイントを覚えておかなくてはいけません。

ここでは、不動産投資で成功するためのポイントを紹介します。

不動産投資で利益を出すには、どの物件を選ぶか、他の投資家よりも早く情報を得る必要があります。

初心者のうちはなかなかうまくいかず、悩んで誰かに相談したくなるでしょう。

不動産投資の相談は、不動産会社ではなく投資経験者がいる投資塾がおすすめです。

不動産経験者は利益を上げているため、どのように立ち回れば利益を出せるのかを理解しています。

不動産投資の目的を明らかにする

不動産投資は、目的によって戦略が変わります。

そのため、最初に不動産投資をする目的を決めておいてください。

ただ漠然と稼ぎたいのではなく、なぜ稼ぎたいのか、どのような生活を送りたいのかを考えてみましょう。

本業の収入だけでは少なく副収入を得たいのであれば、入居率が安定していて家賃収入が期待できる物件がおすすめです。

サラリーマンをリタイアするために不動産投資をするのであれば、価格が安く将来は入室が望める物件がおすすめです。

このように、不動産投資の目的を定めてから戦略や資金を考えてみてください。

物件の選び方を知る

不動産投資で成功するには、購入するべき物件と購入を避けるべき物件を、しっかり把握しておかなければいけません。

購入するべき物件とは、中核都市や政令指定都市の周辺、最寄り駅に徒歩で行ける範囲など、利便性が高い物件です。

パチンコ屋など騒音を発生させる施設が近かったり、駅から遠かったりする物件は、需要が低いため家賃収入を得られない可能性があります。

ただし上記の事情があっても、駅ができる予定があったり、都市開発が予定されたりしている場合は、入居者が増える可能性があるため事前に情報を集めましょう。

情報は一次情報から

不動産投資を成功させるには、情報が欠かせません。

どのエリアで都市開発の予定があるのか、どの物件の入居率が高いのかを、知っておく必要があります。

情報を得る場合は、誰かから聞いた情報ではなく、一次情報を参考にしてください。

不動産会社から情報を得た場合は、細かな情報が省略されている可能性があるからです。

正しい情報を得て分析すれば、不動産投資で利益を上げられる可能性が高まります。

また、情報は1ヵ所で得るより、さまざまな場所で収集するのがおすすめです。

1ヵ所で情報を得ても、その情報が間違っている可能性があるからです。

複数の場所から情報を得れば、その情報の確実性が上がります。

どこから情報を得るのが良いかわからないときは、投資塾に相談してみてください。

投資塾には不動産投資経験者がいるため、確実性の高い情報を集められます。

維持費もしっかり把握しておく

不動産投資には維持管理費がかかります。

住人の居室にあるエアコンが壊れた場合は、修理交換費用を支払わなくてはいけません。

また、修繕積立金を用意したり、物件管理を外部に委託する場合はそのための費用を払ったりしなくてはいけません。

予定外の修繕費用が発生しても慌てないように、不動産投資で得た家賃収入は残しておいてください。

利益を余剰金として残しておけば、設備の修繕が必要になって投資戦略にズレが発生しても対応できます。

まとめ

不動産投資をおこなう目的は、老後の安定した収入や副収入を得るため、またはサラリーマンをリタイアするためなど様々です。

株式やFXとは違い手間がかからない点や、インフレに強い点があるため、他の投資よりも不動産投資がお勧めです。

ただし、不動産を投資する目的によって、選ぶべき戦略が変わるため、まずは投資をする目的を明らかにしてください。

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